2013 年 年始のご挨拶

2013年、みなさんどのようにお過ごしですか?

私は、「本当に好きな事をしよう!」をテーマに生きています。
で、年末やった事が、「大掃除」でした。普通です。
部屋がきれいで幸せです。

実は2011年の年末に、片付けの本を買いました。
「人生がときめく片付けの魔法」です。
「自分の持っているあらゆる物を、どのくらいあるのか確認し、
心がときめく物だけを残し大切にしまう」
根本理念としてはそんな感じです。
物にある魂やご縁を基に、人生ごと整理していくような本です。

なんとなく読み、人にはすごく薦め、1年経て去年も試しました。
大掃除がすごく楽しく短時間で終わりました。

原発やエネルギー問題後、
自分の中にある心ない物質主義に疑問をもちはじめた私に、
物を大切にする気持ちをまっすぐに教えてくれました。
日常生活も丁寧にレベルアップしました。
買った方がいい物と、買わなくてよいものを見分ける力もだいぶ身につけました。

掃除を始めた直後は
クローゼットをあけて、「ただいまー」と言いたい気持ちがよくわかりました。
(本文にでてくるエピソードです)
自分の物が愛しく感じられるからです。
イタリアかぶれの私は”Ciao tutti!!!"と言います。(チャオ、トゥッティ!
「やあ、みんな!」ぐらいの感じです。
日本語で、ものに挨拶したら完璧な変態かもしれませんが
イタリア語だったら、「イタリア人ならしょうがないや」と
日本人特有の異質な存在に対する戦闘意欲をそぐ事ができる気がします。
うらやましいものです。

2013年前半は、ぎっちり心がときめくことに取り組みます!
2009年にシチリアで「自分の幸せに責任をもつ」ことほど
命に感謝する生き方はないのではないかと気づいたからだと思います。

今年も宜しくお願いします!

文学部としてのアドバンテージ

*advantage -1優位、優勢、有利
2、利点、利益、恩恵、効果、特典
3割引、値引き 4立場を有利にするもの


就職活動中、文学部はふと気づく。
私たちの良さってなんなんだろう?


法律学部ー法律系、良い企業
経済学部ーすべての企業
理系ー理系の良い企業


周りが続々となんだか安定した良い企業に就職を決める中
文学部はふと立ち戻る。
私たちができることと、期待されていることって何だったんだろう。
編集部で働くとか以外に、できることはなかったってことなんですかね。
なんだか狭くなった肩身で、よくよく必死に考える。


中には毒づく人もいて
文学部に入った時点で社会からは少し外れてしまうんだ。
俺たちは馬鹿な決断しちゃったよ。
灰色の現実に、みんなを一気に引きずり込む。


未熟でぶざまで何にもなくて、社会に生きる明確な技術のない自分たちが
息苦しくて切なかった。
あんなに晴れ晴れしく大学に受かったことを喜んだ自分たちの頭の悪さを、
忌々しく思うときがくるなんて。


それから何年かすぎて、その頃の思いを思い出した。
結局文学部の意義って何なんだったんだろう?


人生を生きる根っこの価値観が
物語だったり人の心だったりするんじゃないかな、とある人に言われたことがある。


なにか大変なことがおこったときも、夢のようなことがおこったときも
長い物語の一場面でしかないことに気づいていることが、私たちの強みなんじゃないかと。
そんなことで人生は計れないし、終わらない。
一緒に泣いたり喜んだりすることができても
その人自身の価値がそれで決まってしまうということはない。


すごく単純に言ってしまえば
「経済」や「法律」やわかりやすい基準ではなく、「物語」を基準にしてしまっているのが
文学部の良さなんじゃないかな。と。
社会で計りやすい価値観だけを信じて、生きる必要がないことを知っているということ。


大学に行かなくても豊かな人生は手に入ること

不倫と言われる恋愛が生産的でないように見えても
理屈じゃ片付かない人の心こそ本物であったりすること。

30過ぎの大失恋が、実はその後の人生の心強い羅針盤になることもあったり

自分自身の人生を創造的に進むことの方が、
分かりやすい大通りを踏み外さずに歩くことより
ずっと人間らしい冒険をすることができることとか



そんなことをすんなり真実だと信じていたりする。
わりきれないものの中にある本当を、理由もなく信じ込んでいた。
その主人公らしさこそが、何にも代わらない答えだと思っていた気がする。


最近ふと、文学部のよさはそこにあったのだなと思える。


社会に出て、ビジネス本に出てくる成功テクニックを後生大事に生きている人にも
たくさん会ったけど、自分の好きな小説を大事に一冊読んだ方が
よっぽど良い仕事ができるようになりそうなのにと思うこともあった。
仕事相手はいつも人間で人間には心があるし、テクニックでは動かない割り切れなさがあることを
少なくとも文学部は理解できるのではないかと思う。

夏好きの人 秋好きの人

圧倒的に秋だ!
おとといぐらいからなんだか異様に涼しい。


秋が好きな人に理由を聞いた。
食べ物、風景、スポーツ、
「生活を彩るちょっとした物を楽しみやすい」
大まかにはそんな意見だった。


なるほどよくわかります。
食事も芸術もスポーツも
ギラギラの太陽の下だと楽しみにくいことってあるからね!


秋好きの人に聞かれるのは、
「夏なんてあつくないの?」


そりゃあついよ!うんざりするほどあついし
泳がなきゃやってられないとも思うし、少なくとも勉強とかは、はかどらないよ!
こみいった小説だって読みずらいよね!


でもさあ
日差しがきれいなんだよ。
暑くて強くて情熱的でユーモアにあふれていて
街を歩いていても、自然の中を歩いていていも、海にいても
それだけでいいような、太陽の喜び。
日差しが強いだけで、生きていることを許されるような心強い肯定感
頭がもじゃもじゃで眉毛もつながった太いペンで書かれた不思議なデザインのおじさんが
気持ちよいほど大声で音痴に歌い続けているような、強烈にうっとうしい夏


薄着になるし、お化粧も落ちるから
身一つで生きるようなシンプルさを強いられて
とても楽だ。

たくさん汗をかくから、泳いだりシャワーを浴びたり
とにかくどんどん清潔を強いられていく感じも嫌いじゃないし
感情表現も派手な方が似合う。

そんな野蛮で原始的な気持ちになれる夏が、私は好きです。

なかなか文章をかけないので
今日はそんな独り言でした。

暴力について


(今回ちょっとディープです。)

よく世の中では暴力はよくないといったりします。

確かに良くない。

けど、正直なとこ、長いこと「なんで?」と、「どこまで?」という気持ちがありました。

私は体育会系だったので、精神を鍛える厳しさと、暴力の違いは?
とか、言われたら即答できない感じの分からなさがありました。


ただ、長いことかけてわかってきたのは、暴力って、水面に広がる波紋のように、確実に広がるんですよね。

止めようのないスピードで。

暴力を受けると、どこかそれが心にのこって、何かの際にふと、だれかを同じ目に合わせたくなるかもしれない。それは、もしかしたら自分を知って欲しくて。

心にうまれた怒りや黒い悲しみをなにかすごく自然な形で、ふとした隙にだしてしまうかもしれない。些細なことに理性が超えたときに。

何より怖いのは、自分はそのように扱われるのだなあと、納得してしまい、いつか自尊心が崩壊するまで、自分を傷つけ続けてしまうかもしれない。

そしてそれは、弱者にこそ向けやすいのかもしれません。

女性や子どもや、老人や、なんだか甘そうにみえる人や実は強いと信じてる自分自身などに。

なんだか自然な人間心理として。

人間てすごく素晴らしくてすごくだめな一面が誰にでもある気がするのです。

だから、毎日小さな楽しみやなんだかちょっと笑えることで、暴力を生むなにかを乗り越えられれば
いいなと思ってます。

そしてその予防策は、やっぱり愛や個人の尊重や自由を大切に扱うことな気がしています。

2010年度は児童虐待が過去最多だったらしい。

児童虐待を受けた子供が、また世の中の素晴らしさを信じられるようになるサポートがしたいです。

まとまらず。

おーい!待ってるよ!!!!

彼女に初めて出会ったとき、奇麗すぎて目を合わせられなかった。

私と違って美容に気を遣っているのがわかるツヤツヤの髪と女性らしいネイル、一点の隙もない真っ白で陶器の様な肌。

なかなか打ち解けづらくて仲良くなるのに時間がかかった。

私は、イタリア留学から帰ってきたところで、率直な感情表現の隠し方がわからず、就職活動にもあまり身に入らないまま派遣の仕事を始めた。

そんなときの職場で出会った。

お互い30代で、やみくもに働くだけの生き方が限界に思え、新しい生き方を模索してたときだったんだと思う。

キャリアじゃない何かを信じて心の中にある何かを無視できなくて、つなぎの様な仕事をする自分が落ちぶれた気がして、お互い心に抱えているものがあった。

仲良くなると、彼女の好きなものに対してきちんと取り組んで人生を楽しむ姿に惹かれた。
料理上手で、しょっちゅう美味しそうな食材を買っては、料理と食事を楽しみ、動物が好きで二匹の犬を飼っていて、毎日散歩にいってた。休みの日に動物園のボランティアも始めた。音楽が好きで、ライブにも足を運んでいた。

仕事にきちんと取り組み、覚えるのも早く、同僚には頼りにされ、上司には大事にされた。
飛び抜けた美貌をもちながら、慢心しない彼女が好きになった。

お互いうまくいかなかった恋があり、進むべき道さえわからなかった。

そんな彼女が恋をした。
妊娠をした。
シングルマザーになることに決めた。

彼女が作るお弁当は、プロ級でブログに載る彼女の料理は、本屋でみる料理の本よりわくわくした。
赤ちゃんのためにつくった手縫いのベビードレスや長肌着、にぎにぎは本当に可愛くて赤ちゃんに対する愛がこれでもかと伝わってくる。

彼女は、ご両親を亡くしていて、頼れるわけではないので、ギリギリまで働いた職場を辞めて、一生働くための資格の勉強を始めた。どれだけ洋服もってんだ?!っていうほどファッショナブルな彼女には、そぐわない様な堅くて堅実な仕事の資格だ。
一発で合格した。
その事を知った時、私は泣いてしまった。

彼女の愛は、なんてレベルが高いんだろう。人間はなんて素晴らしいことをやってのけるんだろう。彼女がみせてくれた愛には、依存も甘えも打算もない。
まっすぐに命を祝福している。
人間てすごいなあ。

スーパースターのホームランの球を見上げるような眩しさで、彼女の人生を見つめてしまう。

今日おしるしがきたらしい。
どうか無事にうまれてください。あなたのママの友達になれたことを誇りに思う者より。

復活(come back!)

復活!(come back)

お久しぶりです。
長いこと、消息不明でごめんなさい。
普通に働いてました。
その間、日本に未曾有のできごとがあったわけですが、私自身は直接的な被害にあっていません。ご心配おかけしていたら、申し訳ないです。

実は、このブログを続けるにあたって、わりと複雑な思いもしました。イメージ先行型の盛り上がり文章の羅列で、現実にそぐわなかったのか、ふふんと鼻を鳴らされることが多かったです。
本当に大事なことは、大切な人に直接話そうと思って、中断しました。

でも今になって、なんとなくいいなと思える人に限って、私の文章を楽しみにしてたと言ってくれたことがいくつかあり、復活することにしました。
幸せなことです。

先日、大好きな人がこの世を去りました。彼がいうには、
「君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの人生を生きて無駄にする暇なんかない。」
ティージョブズです。
自分の信念だけを信じて進みます。
また、よろしくお願いします!