幸せについて

お久しぶりです。
さて「幸せ」です。
長い間私はこの言葉があまり好きじゃありませんでした。ぴんとこないというか。
温泉よりも体育会系の山登りが好きなタイプだったので。
温泉では、みんな「幸せ〜」っていうけど山のぼって「幸せ〜っ」て叫ぶ人みたことないし。

でも最近、幸せってぜんぜんそういうことじゃないと思いました。

たとえば自分の人生を振り返って、数々の選択のときに常に第一志望で進んできた
っていうひとって実はあんまりいないと思うんです。

実は私は今、人生の進路について突き詰めるときだったので
毎日自分の進むべき道とか歩んできた過去を振り返ってました。
すると、後悔ばっかり。
あ〜本質的に甘い人間なんだな、とか
回り道ばっかりしてるな、とか
結局私は第一志望を避けて、逃げて生きてきたんだな、とか

ひとにはそんなときがあると思うんです。
今すぐやりたいことができないなんてだめだ、とか
あの上司でこの会社じゃだめだ、とか
育った環境が悪くて、だめだ、とか
日本人じゃだめだ、とか

夢とか目標に突き進んでいる人をみると、なぜか焦ってしまったり
いまさら私たちじゃ無理だよっていう悪魔のささやきが現実に思えてしまったり

でもたぶん
高すぎるハードルに絶望したり、
なまぬるい怠惰にほっとしたり、
自分をいじめたり、愛しすぎたりしながらばたばたばたばたしながら
毎日がそんなふうに美しいってきづくことなんじゃないかと思いました。

燃え盛る遠くの夕日、遠くの昔に捨てちゃったみたいな可能性ばかりの朝日
命かけて咲き誇るお花、ちっちゃい自分を思い返す雄大な山
いつもにやにやせてくれるたくさんの友達のささいなジョーク
美しすぎてせつなくなっちゃう熱い恋

そんなちっちゃいことがおこる毎日に感謝できることがわたしにとっての幸せなんだと気づきました。
まいにちすれ違うだけの人一人ひとりに個性豊かなこころがあるってことが
まいにちわくわくしていいんだっていう地球からのメッセージに聞こえます。
なんかぼやけた独り言みたいになっちゃったけど
普通の日常の一つ一つを大事に楽しむ事が幸せなんじゃないかと。
そしてそれは、本当にひとりひとりの個人的なやり方でかまわないんだと
おもったというわけです。
もうひとつ独りよがりをさせてもらうと
今がどんな状況でも、
「自分なんかだめだ!!」なんて絶対思わないでほしい。
タローがいいました。
ぼくはぜったい「アキラメロ」なんていわない!
ふふふ。
泣いたり笑ったりをくりかえす。